エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY

現代のニューヨークを舞台に、シャーロック・ホームズがワトソン女史と難事件に挑む!
全米視聴率ナンバーワンを記録し話題の大ヒット犯罪捜査ミステリー

エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY

作品概要

現代のニューヨークを舞台に、シャーロック・ホームズがワトソン女史と難事件に挑む!
全米視聴率ナンバーワン*!話題の大ヒット犯罪捜査ミステリーがスーパー!ドラマTVに登場!

◆イントロダクション

シャーロック・ホームズが現代のニューヨークに現れたら……。そんな大胆な設定で展開するドラマが、現在全米で大ヒット中の犯罪捜査ミステリー「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」である。本作は、全米CBSネットワークで2012年9月27日より放送開始。第1話は1,340万人という高い視聴者数を獲得。その後も、シーズン1を通して1,100万人前後の安定した視聴者数をキープ。第3話の放送後にシーズン1 フルシーズンの放送が決定し、2013年1月には早くもシーズン2の製作決定が発表されるなど、全米で多くの話題を集めた。本国では最新シーズンとなるシーズン6の放送が予定されている人気シリーズだ。

名コンビ、ホームズとワトソンを演じるのはジョニー・リー・ミラールーシー・リュー。表情豊かなルックスのミラーは、変な事にこだわったりするあたりがオタクっぽい現代版ホームズにピッタリ。一方、リューは、姉のようにホームズのことを心配したり世話を焼いたりするが、時として探偵業の“師匠”であるホームズを驚かせるような頭脳力を見せるという、凛とした知性と優しさとを併せ持つワトソンを好演。息の合った演技を見せるミラーとリューの完璧なる相性と、単なる謎解きミステリーに終わらない良質な脚本、エイダン・クインら脇を固める実力派の出演陣などが、視聴者に大きくアピールし、「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」は「2012-2013年TVシーズン最大のヒット新番組※」と評された。

タイトルとなっている「エレメンタリー(ELEMENTARY)」は、コナン・ドイルの創造したシャーロック・ホームズを最初に舞台で演じた俳優ウィリアム・ジレットの名台詞「Elementary, my dear Watson. (初歩的なことだよ、ワトソン君)」から来ている。鋭い観察眼を駆使して皆が見落としてしまうような「初歩的な」手がかりで難事件を解決してしまうホームズの推理力はニューヨークでも健在だ。

*米ニールセン調査: 2012-2013年 新作視聴率ランキング第1位

◆作品解説


全米視聴率ナンバーワン*! 2012-13年シーズンの新ドラマ 最大のヒット作

「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」は、全米CBSネットワークで2012年9月27日に放送を開始し、第1話は1,340万人という高い視聴者数を獲得!その後も、シーズン1を通して安定した視聴者数をキープし、第3話の放送時点で、シーズン1 フルシーズンの放送が決定した。2013年1月には早くもシーズン2の製作・放送が決定し、全米では多くの人気を集め、2012-2013年シーズンのNo.1新ドラマとして話題を集めた。

*米ニールセン調査: 2012-2013年 新作視聴率ランキング第1位

女性のドクター・ワトソン登場!

シャーロック・ホームズを主人公とした映像化作品はこれまで数多く作られてきたが、ホームズの相棒のワトソンを女性にしたのは「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」が初めて。本作がヒットしている要因のひとつに、女性版ワトソンのジョーン・ワトソンを演じるルーシー・リューシャーロック・ホームズ役のジョニー・リー・ミラーとの抜群の相性を挙げているTV評もあるが、ワトソンを女性にするというアイデアについて、クリエイターのロバート・ドハティは、「ワトソンを女性にするというのは、最初はちょっとしたジョークみたいなものだったんだ。ホームズが頼りにしている存在であるワトソンを女性にする以上に突飛なアイデアなんてないよなあ、なんて思ってね。でも、考えれば考えるほど、ワトソンを女性にしてみたくなっちゃって。」と語っている。もちろん、世界中に居る膨大な人数のシャーロック・ホームズ・ファンの中には、ジョン・ワトソンを女性に変えるなんて冒涜に等しい行為だ!と憤る純粋主義なシャーロキアンもいたはずで、それを承知の上で敢えてジョーン・ワトソン役を引き受けたルーシー・リューは、「ワトソンを女性にするなんて、ショッキングなことだったと思うわよ。私にとってはそんなことはなかったけど。個人的に、それまでの常識を覆すような事が好きだから。でも、一部の人たちにとっては、ワトソンを女性に変えることは007を女性にするようなものだったのよ。ワトソンが女性になったからといって、世界がひっくり返るわけではないということを理解してもらうのには時間がかかるということなのだと思うわ」とインタビューで語っている。
ワトソン以外にも、シャーロックの兄マイクロフト、シャーロックが唯一心をかける女性アイリーン・アドラー、宿敵モリアーティなど、原作にある有名キャラクターたちも登場する。彼らがどういった形で現代のニューヨークに現れるのかも楽しみな作品である。

イギリス人俳優を多く起用したキャスティング

本作には主演のジョニー・リー・ミラーに加え、映画『ロック、ストック & トゥー・スモーキング・バレルズ』のヴィニー・ジョーンズ、映画『ハムナプトラ』シリーズのジョン・ハナー、「ゲーム・オブ・スローンズ」でマージェリー・タイレルを演じているナタリー・ドーマーなど、シャーロックに関連して登場するキャラクターにイギリス人俳優が多くキャストされている。

アイデアを盗みたくなるワトソンのファッションにも注目!

女性の視聴者にとって本作のもう1つの見どころは、ジョーン・ワトソンことルーシー・リューのファッションだろう。衣装を担当するレベッカ・ホフハーによると、ワトソンの衣装のインスピレーションはニューヨーク・シティで働く女性たちのファッションだそうだ。ホフハー曰く「私たちのほとんどは、いつも決まって着るような服があるけど、時々、他のアイテムを採り入れたりもするわよね。高価でずっと着られるような上質の服をベースにして、ザラのTシャツを着たり、ギャップのアーミー・ジャケットを合わせたりするのよ。ワトソンの衣装も、そういう感じが出るようにしたかったの。女性の視聴者が『あれなら私でも着られる』と思ってくれるような、オシャレだけど機能的な服装ね」とのこと。

そのようなコンセプトでワトソンが着るのは、アン・ドゥムルメステールやイザベル・マランのようなデザイナーの服だったり、Alice + Olivia、ラグ & ボーン、All Saints、ティビといったブランドである一方、クラブ・モナコやH & Mといった大衆的なチェーンの製品も混ざっていたりする。服選びにはリューもコラボするそうだが、ホフハーが1つだけ気をつけているのは、トレンドを極力避けて流行に関係無く長く着られる服に限ること。「10年後に『エレメンタリー』を観た時、その時の服選びを後悔したくないから」とホフハーはコメントしている。

ジョニー・リー・ミラーの友人である、あのベネディクト・カンバーバッチも絶賛!

本作でシャーロック・ホームズを演じているジョニー・リー・ミラーと、「SHERLOCK シャーロック」でホームズを演じているベネディクト・カンバーバッチは、私生活では友人同士であり、2011年にはロンドンのナショナル・シアターで上演された映画監督ダニー・ボイル演出による「フランケンシュタイン」でW主演として共演もしている。自分がブレイクした役を友人が演じていることについて質問された際、カンバーバッチは「『エレメンタリー』を観たけど素晴らしかった。だって、自分がすごく好きな俳優が、自分がすごく好きな役を楽しみながら演じていたんだから。彼も僕と同じように楽しんで演じているところを観るのはすごく素敵だった。彼は素晴らしい仕事をしてると思うよ」と、ミラーの演技を絶賛したことが報じられ、話題を呼んだ。

◆シーズン2の見どころ


ロンドン・ロケを敢行した第1話

本作のシーズン2第1話「ロンドン・コーリング」では、ホームズワトソンと共に古巣のロンドンに戻って事件を解決するという設定で、実際にロンドンでのロケ撮影を敢行。シャーロキアンたちにとっては“聖地”であるベーカー街221Bも登場する。ロンドンでの撮影について、英国出身のジョニー・リー・ミラーは「ホームタウンに帰っての撮影はいつだって楽しいよ」と語り、一方のワトソンを演じるルーシー・リューは「私にとってはとてもエキサイティングな経験だったわ。ロンドンで撮影するのはこれが初めてだったから。撮影中にロンドンの様々な風景を見られたのも素晴らしいことだったわね。このエピソードでは、ビッグベンとかバッキンガム宮殿、たくさんの黒いタクシーが走っているところなんかも見られるわよ」と語る。ホームズがイギリス・ロンドンで事件を解決するのは、いつもとは一味違う、別の醍醐味があること間違いなし。

ホームズの兄マイクロフトがついに登場

ロンドン警視庁、通称スコットランドヤードで、共に事件を捜査した刑事レストレードの窮地を救うため、ロンドンを訪れるホームズは、「ロンドンを離れて本当に恋しくなった唯一の場所」だとワトソンに語りながら、自分が住んでいたベーカー街221Bのアパートに案内する。しかしそこで実兄、マイクロフト・ホームズに遭遇する。マイクロフトは、レストラン・チェーンを経営し、自らも優れたシェフであるという設定。ホームズに兄がいることなど知らされていなかったワトソンはマイクロフトの出現に驚かされるが、ワトソンもマイクロフトも初めて会った時からお互いに好印象を持ち合う。兄と不仲のホームズにはそれが気に喰わないのだが、マイクロフトに対して自分の恋人でもないワトソンに手を出すなとも言えず、イライラ。そんな微妙な三角関係?も見ものである。

ホームズの過去が明らかに!?

「ワトソン、僕は新しく生まれ変わった人間だから、
ロンドンも僕にとっては生まれ変わった街になっているはずだ。
それに、ロンドンは生まれ変わり続ける街だしね」


シーズン2は、ホームズの故郷ロンドンを舞台にしたエピソードから始まる。これまで語られることのなかったホームズの過去が少しずつ明らかになるのだ。製作総指揮のロバート・ドハティは「シーズン2の第1話は、ホームズが地元に戻って本領を発揮するところを見られる良い機会になっている。同時に、ニューヨークに来る前のホームズの来歴が垣間見られるエピソードにでもある」とコメントしている。薬物依存症になり面目を失ってロンドンを去ったホームズは、兄マイクロフトやレストレードなど、自分の過去を映すような人々とどのように再会するのか。またワトソンは彼らとどう接することになるのか、原作ファンでなくとも気になるところだ。

ホームズを取り巻く人間関係に変化が

薬物依存症のリハビリをサポートする付添人役から探偵業のパートナーへと、ワトソンの存在はホームズにとって重要なものに変化してきた。しかしシーズン2では、そんな2人の関係にさらなる変化をもたらすある事件が起きる。また、仇敵モリアーティと思わぬ“再会“を果たしたり、兄マイクロフトやレストレードと顔を合わすことで、ホームズはロンドン時代の自分の過去と折り合いをつけることになる。今回のシーズン2では、ホームズを中心とした登場人物たちの関係性をより丁寧に描いており、ファン必見のシーズンである。

充実のゲスト・スター陣

シーズン2もシーズン1に引き続き、イギリス人俳優が多く出演している。まず、ホームズの兄マイクロフトという重要な役を演じるのは、『ノッティングヒルの恋人』、『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』、『アメイジング・スパイダーマン』等々、数多くの映画にも出演しているイギリスの性格俳優リス・アイファンズ。マイクロフト同様、ホームズがロンドンで再会するレストレードには、「名探偵ポワロ」「修道士カドフェル」などイギリスのTVドラマに多く出演し、最近では「GOTHAM/ゴッサム」のアルフレッド役で知られているショーン・パートウィー。その他、モリアーティ役のナタリー・ドーマー(「ゲーム・オブ・スローンズ」)、オリヴィア・ダボ(「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」)、故ロジャー・リース(「ザ・ホワイトハウス」)など、イギリス人俳優が多数出演。一方、アメリカ人キャストも引けを取っておらず、ポール・ソルヴィノ(「LAW & ORDER」)やジェーン・アレクサンダー(「ブラックリスト」)、ウィリアム・サドラー(「ブラックリスト」)といった映画にも多く出演している実力派俳優たちや、TV「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のフランキー・フェイソンやクリス・バウアー、ピーター・ゲレッティ、「ザ・ソプラノズ」のジョニー・サックことヴィンセント・キュラトーラ、「LEFTOVERS/残された世界」のマイケル・ガストン(「メンタリスト」のゲイル・バートラム局長)ら、映画・海外ドラマファンにはおなじみのベテラン俳優たちが脇を固めている。

◆シーズン3の見どころ

ホームズに新弟子!? ワトソンが独立!!
ゴールデンコンビは本当に終わってしまったのか!?

シーズン3の最大の見どころは、ホームズに新たな弟子ができたことだろう。シーズン2の最後で、自分の家を出て行くと決めたワトソンの心を変えられなかったホームズは、イギリスの情報機関MI6で働くことにしたはずだったが突然、第二の故郷であるニューヨークに帰還。その際、イギリスで知り合ったという、キャサリン・“キティ”・ウィンターを連れてくる。ワトソンが自分の元から独り立ちしたのを機に、新たな弟子を育てようというのである。独り立ちすることを決めホームズの家を出たものの、ホームズが新しい弟子と仕事をするのを複雑な気持ちで見つめるワトソン。キティの方も、ホームズに何かと比較される元パートナーのワトソンが気になって仕方がない。ホームズワトソン、キティの3人はどのようなチームワークで事件を解決していくのか?シーズン3では、ホームズたちが捜査する事件を追うだけではなく、微妙なバランスで揺れ動くキャラクターたちの”三角関係”がどのように発展していくのかも必見だ。

新キャラクター、キティ役を演じるのはニューフェイスのオフィリア・ラヴィボンド!

ホームズの新たな弟子になるキティ・ウィンターにキャストされたのはイギリス出身で当時28歳だったオフィリア・ラヴィボンド。本作のクリエイターの1人、ロバート・ドハティが直々に電話をかけてきて、オーディション用映像クリップを送るよう依頼。クリップをメールで送った翌々日には役のオファーを受け、さらにその2日後には撮影のためニューヨークに飛んだという。ラヴィボンド曰く「すべてが非現実的な感じがしたわ。私が撮影に参加した初日にはブルックリンの公園がロケ場所で、2日目は観光客でごった返したソーホーの街中で撮影したの。その日はキティとワトソンの格闘シーンだったけれど、監督が『カット』と言った瞬間、『これってすっごく変。だって、3日前にはロンドンに居たのに、今はソーホーの真ん中でルーシー・リューと棒術の格闘シーンを撮影しているんだもの』って思っちゃった。」ラヴィボンドは、相性抜群のジョニー・リー・ミラールーシー・リューホームズ & ワトソン・デュオに加わることになったのだが、「ジョニーとルーシー、それにクルーの皆さんは、私をとても温かく迎えてくれたの。まるで長い間、仕事を一緒にしてきたみたいに感じさせてくれたわ」と語っている。

シャーロック・ホームズの好敵手、ワトソン!?ワトソン女史に大活躍に注目!

薬物依存症だったホームズのリハビリをサポートする付添人としてホームズと出会い、その後、ホームズの指南を受けて犯罪捜査に熟達していったワトソン。だが、ホームズと同居して共に仕事をしている限り、ホームズの影的な存在から抜け出せないと悟り、引越しを考えていたところ、マイクロフトの一件があり、独立を決意。ホームズがMI6で働くためイギリスに渡ってからは、ニューヨーク市警察の顧問としての仕事を一手に引き受け、見事にこなしている。引越し先では、ちょっと気になる男性アンドリューとの出会いもあり、ワトソンは音信不通のホームズのことを忘れたかのように、新生活を謳歌。そこに突然舞い戻ってきたホームズが捜査顧問に復帰することになり、ワトソンホームズにライバル心を燃やす。誰もが認めるゴールデンコンビのホームズワトソン女史、二人のコンビ復活は一体いつになるのか!?
コナン・ドイル原作「シャーロック・ホームズ」シリーズの映像化作品では、主役は常にシャーロック・ホームズであり、ジョン・ワトソンは常に一歩退いた、あくまで助手の存在であることがほとんどだが、本作のジョーン・ワトソンは、ホームズが認める唯一無二の対等なパートナーであり、ニューヨークで自立して働く女性としてのヒロインとして描かれているのが本作の魅力のひとつ。 特にシーズン3では、パートナー復縁を望むホームズをよそに、独立することでワトソンがより魅力を増していく、要注目のシーズンになっている。なお、ワトソン役を好演しているルーシー・リューは、シーズン2に引き続き、シーズン3においてもエピソード監督を務めており、ワトソンが大きな転機を迎える重要なエピソード、第14話「女たちの戦い」の演出を手がけている。監督ルーシー・リューの今後の活躍にも期待大だ。

シーズン3にも豪華ゲストが続々登場

シーズン3においてもこれまで同様、映画・テレビで活躍する実力派の俳優たちが多くゲスト出演するが、中でも注目したいのはワトソンが新居のアパートで出会う青年アンドリューを演じるラザ・ジャフリー。インド人の父とイギリス人の母を持つ舞台出身のイギリス人俳優で、「MI-5 英国機密諜報部」や「HOMELAND」「SMASH/スマッシュ」などの出演作がある。同じイギリス人俳優では、映画『トリコロールに燃えて』や『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』などで知られるスチュアート・タウンゼントが、ワトソンを調査員として雇う保険会社の役員として登場する。アメリカ人俳優では、映画『バウンド』や『フェイス/オフ』などに出演しているジーナ・ガーションが犯罪組織の女ボス、イラナ・マーチを貫禄たっぷりに演じて、ワトソンと対決するところも見ものである。ほかに「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」のダニー・ロス役エリック・ボゴシアン、ファラッチ役アリシア・ウィット、「ゴシップガール」ドロータ役スザンナ・シャコフスキー、「LOST」のソーニャ・ヴァルゲル、「ブレイキング・バッド」のマーク・マルゴリスら、海外ドラマファンにはおなじみの俳優が続々登場する。

◆シーズン4の見どころ


ホームズの父親がいよいよ登場!

薬物依存症だったシャーロック・ホームズのためにリハビリの付添人としてジョーン・ワトソンを雇ったのは、ホームズの父親ということになっており、そのせいもあって、ジョーンのところに連絡してくるなど、これまでストーリー上で名前が出されてきたホームズの父親だったが、シーズン4では、その父親、モーランド・ホームズがいよいよ登場する。ホームズはかねてから、父親についてはネガティブな事しか話しておらず、父親からのサポートもやむをえなく受けているといった様子を見せる。ホームズがそこまで疎ましく考えているモーランドとはどのような人物なのか、実際に再会した親子は相手に対してどのように接するのか、一筋縄ではいきそうもないホームズ親子の関係は、シーズン4最大の見どころである。

モーランド・ホームズには、「FRINGE/フリンジ」のジョン・ノーブル

その登場が大きな期待を集めたモーランド・ホームズを演じるのは、TV「FRINGE/フリンジ」のドクター・ウォルター・ビショップ役で知られるジョン・ノーブル。ウォルターがエキセントリックで子供っぽいところもあるマッド・サイエンティスト・タイプだったのに対し、モーランドは冷徹な判断力で常に全てをコントロールしなければ気が済まないという正反対のタイプだが、息子を持つ父親という共通項もある。対照的な2人の父親を演じたことについてノーブルは以下のように語っている。「私たちには皆家族が居る。親子のつながりは時として悲惨なものであるかのように感じることもあるが、結局のところは、この世で一番強いつながりなんだ。何があっても、結局はそこに行き着くんだよ。父親役を演じる際には、自分にも息子が居るから父親としての感情や葛藤が理解できた。或る意味では、父親である自分自身を基にして演じたんだ」

シーズン4のゲストスターたち

シーズン4では、モーランド・ホームズ役のジョン・ノーブルの他にも、映画やTVファンにはおなじみの実力派俳優たちがゲスト出演している。まず、モーランドのビジネス・ライバルの女性には、アカデミー助演女優賞候補にもなったショーレ・アグダシュルーがキャストされ、短い出番ながら「GRIMM/グリム」のステファニアと同様、強い印象を残す。父親が登場するのはホームズだけではない。シーズン4では、ジョーンの継父が初登場するが、演じているのは2017年7月に心臓発作で急逝したジョン・ハード。悪気は無いのだが少しばかり困ったちゃんな父親を好演している。そして、恋バナを咲かせるホームズに対抗しているわけでもないのだろうが、グレッグソン警部にも恋人ができる。演じているのは、『サイドウェイ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたヴァージニア・マドセン。バツイチのグレッグソンが夢中になるのも納得の熟年女性を魅力的に演じている。

作品基本情報

原題 エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY
ELEMENTARY
データ 2012年~現在米CBSにて放送中/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/HD作品
製作総指揮 カール・べヴァリー、ロバート・ドハティ、サラ・ティンバーマン、クレイグ・スウィーニー
出演 ジョニー・リー・ミラー
ルーシー・リュー
エイダン・クイン
ジョン・マイケル・ヒル
あらすじ
  • シーズン1: 2012 年~2013年 第1話~第24話 全24話(第1話~第24話)
  • シーズン2: 2013 年~2014年 第1話~第24話 全24話(第25話~第48話)
  • シーズン3: 2014 年~2015年 第1話~第24話 全24話(第49話~第72話)
  • シーズン4: 2015年~2016年 第1話~第24話 全24話(第73話~第96話)
企画・原案 ロバート・ドハティ

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